分かりやすい日経225 口座開設のご紹介
建物の倒壊にはいたらないまでも、屋根瓦の落下という被害が多い。
重いくずれやすい瓦は地震に対してはあまりよい材料とはいえない。
また、給排水管の折損やガス管からのガス洩れ事故を防ぐためにも、パイピングは短く、集中させるよう心がけるのも、重要な地震対策のひとつである。
地震のときは家の中にいようと、外にいようと、激しい揺れが容赦なくきばをむく。
たとえ、家の倒壊はまぬがれたとしても、家の中にも危険が多いことは、しばらく前の宮城沖地震のときにも語られている。
幸いにも、この地震による死傷者は少なかったようだが、本棚、ダンス、冷蔵庫などが倒れた例はいくつも報告されている。
理想をいえば、倒れそうなものは家の中に何も置かないのがいちばん安全なのだが、そんなわけにもいかない。
最近は西洋風のインテリアが増えて、重厚な調度品やシャンデリア、額縁、ガラス扉の大型の本棚など、”危険物”がいっぱいである。
地震に遭遇した人の話を聞くと、書棚の中の本が飛び出してきたという。
また、台所のつり棚の中の食器なども飛び出してきたそうだ。
上下動をともなった関東大震災級の地震で、倒れない家具となると、縦・横・幅が同じくらいのプロポーションのものだという。
宮城沖地震では、縦長の大型冷蔵庫が転倒している。
当然のことながら、背の低いズングリした家具、重心が低い家具ほど安定性があるわけで、本棚などは奥行きがないだけに危険だが、文庫本のような一冊一冊が軽くて小さな本を上に置いておくと、地震の揺れはじめの時点で飛び出して落ち、下に重い本が残り安定する。
地震に対しては、ものは置くよりもブラ下げたほうがよい。
下端よりも上端を固定したほうがいい。
家具を2段重ねる場合は、下段だけを床に固定すると、かえって上段が落下しやすくなる。
いちばん効果的なのは家具のてっぺんを壁にとめておくこと。
あるいは、梁と家具のてっぺんにねじを打ち、針金で結んでおくだけでも効果は大きいだろう。
地震のときは、ダンスなどしっかりした家具のそばに隠れると安全というが、こうした耐震の備えがないと、倒れたりしてかえって危険である。
しかし、地震に備えるといっても、いつくるかわからない地震のために、毎日の生活を不便にしてしまうことは愚の骨頂である。
要は家具や収納棚、照明器具などに、イザというとき困らない配慮がはらわれていればよい。
たとえば食器棚などで、観音開きの扉がついているものは、大きな地震に見舞われると中のグラスや皿が飛び出しやすいが、これを引きちがい戸にしておけばその心配が少なくなる。
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